フジテレビの「あるある大辞典」より活性酸素の解説ビデオです。
細胞内には抗酸化酵素が備わっていて、発生したスーパーオキシドラジカルは、すみやかに消去されます。
主な抗酸化酵素には、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)などがあります。 呼吸で発生したスーパーオキシドラジカルは、SODが無害な水に処理しています。
SODの働きは、年齢に応じて衰えていくもので、40代から一挙に低下します。 運動不足も、SODの働きを低下させます。 適度な運動は、抗酸化酵素の活性を高めます。 しかし、日頃から運動不足が続くと、SODの働きも鈍くなってしまいます。 体を鍛えるのと同様、抗酸化酵素を作る細胞も鍛える必要があります。
肝機能の低下も、SODの働きを衰えさせます。 SODは肝臓で作られ、全身の細胞に送られます。 暴飲暴食や睡眠不足で肝機能が低下すると、SODの生産量も減少します。
結果、細胞内に発生する活性酸素を素早く処理しにくくなります。
本来、まん丸なはずの赤血球が、いびつに変形することがあります。 これは、赤血球の膜に含まれる水素が、過酸化水素によって奪われた傷跡である可能性があります。 不安定な構造の活性酸素は、本能的に周囲から水素を奪って、自分を安定した水に変えようとする性質があります。
酸素の運搬能力が低下し、疲労感や新陳代謝の低下に繋がる緊急事態となります。
更には、血管の内側の細胞も障害を受けます。 赤血球ばかりではなく、血管壁に含まれる水素もターゲットになります。 こうして傷つけられた部分は、脂肪がつきやすくなり、硬くなった血管が様々なトラブルを引き起こすきっかけになってしまいます。
赤血球の膜が壊され、鉄分が流出すると、活性酸素は金属と反応し、ヒドロキシラジカルという酸化力が強く、毒性の強い活性酸素に変化します。
DNAが修復されず、遺伝情報が狂ったまま細胞がミスコピーされた結果が癌です。 第三の活性酸素が発生した人体では、脳の神経細胞までもがターゲットにされ、物忘れがおきます。 脳の神経細胞は分裂できないため、いったん破壊されると、脳機能の衰えに繋がります。 第三の活性酸素は、アルツハイマー病の原因としても問題視されています。
第一、第ニの活性酸素を増やさないことが大切です。
抗酸化物質の多いチョコレートが、どうしてアルツハイマー病予防に効果があるのか、ようやく納得して、理解出来ました。
参照