MinDA chief urges coco farmers to plant cacao
ココナッツの間作に、カカオがより良い利益をもたらすと、フィリピンのミンダナオ開発局局長は語りました。 ミンダナオ緑化政策では、カカオを植林樹木として推進しており、9,200ヘクタールに460万本の苗木を植えることによって、植林の世界記録を破ろうとしています。
カカオは、コーヒーのように、需要が上昇し続ける商品であり、ココナッツの間作として、農家にカカオ栽培を勧めるのに、リスクはありません。
ミンダナオ開発局局長は、2016年までに、カカオは88,337人の雇用を創出することができ、28,268トンの現地需要を生み出すと指摘しました。
世界的に増大するカカオ豆の需要と、カカオ生産の約3分の1を占める西アフリカで、現在、カカオの生産量が減少していることから、十分、勝算があると強調しています。
さらに、カカオ用に、ミンダナオの生産面積を拡大することは、困難ではないと付け加えました。
「ミンダナオにはココナッツを栽培している土地が190万ヘクタールあります。これらのココナッツプランテーションの5%でカカオの間作ができる場合、これは通常のカカオ栽培の、少なくとも100,000(10万)ヘクタールを意味します。」
「植え付けから1年半後に、間作カカオの木はすでにカカオポッドを収穫出来るようになるでしょうし、2年後には、農民は経費を回収できるでしょう。」
「3年間で、農家はココナッツからよりも間作カカオから、より多くの収入を期待できるでしょう。」
と語っています。
フィリピン統計局によると、ミンダナオの6地域が、2013年、カカオを4,366.52トン生産し、その内、3,844.3トンはダバオ地方で生産されています。
カカオは、植えてすぐに収穫できるようになるわけではありませんから、長期的な視野を持って、戦略的に栽培を進めていく必要がありそうですよね。
そうなると、やはり「政府の力がモノを言う」ということになるのでしょうか。
参照
MinDA chief urges coco farmers to plant cacao - Philippine Information Agency
Philippine Information Agency(フィリピン情報局)