妊娠しているときに、チョコレートに「さようなら」を言う必要はありません。

Your Guide to Chocolate and Pregnancy

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気分高揚に加え、チョコレートには、強力な健康効果が詰まっています。母体と赤ちゃんの双方にとって良い効果をもたらし、妊娠中の健全な食事の一つとすることができます。

しかし、注意を払うべき点もあります。


潜在的な利点

チョコレートはフラボノイドが豊富です 。 強力な抗酸化物質が含まれていることに加え、研究から、 フラボノール類は、血圧を低下させ、 脳や心臓への血流を改善し、 血小板がくっつき合うのを避けて、凝固を防ぐことが明らかになっています。

チョコレートに使用されるカカオ中のテオブロミンは、 子癇前症を防ぐのに役立ちます。 イェール大学の研究者は、定期的にチョコレートを食べる妊婦は、妊娠中に苦しむ可能性が50%も低いことを明らかにしました。 テオブロミンはまた、妊婦の血圧の適切な調節に寄与します。

フィンランドの研究者は、時々、チョコレートを口にする女性が幸せで、赤ちゃんが、より健康であることを発見しました。 6ヶ月で、赤ちゃんは、不安を示さず、笑顔が多くなり、よく笑うことが判明しました。 この結果は、フェニルエチルアミンのようなチョコレートに含まれる物質が、母体のストレスを減らし、子宮内の子供に渡されると考えられます。

チョコレートはまた、鉄、マグネシウムなどの栄養素に富み、血圧を下げ、高血圧を予防し、鉄欠乏のリスクを低下させます。


ただし書き

チョコレートバーを口にする前に、注意が必要です。 かつて、ダークチョコレートは、フラバノールを高レベルで含んでいると信じられていましたが、 ほとんどの市販のチョコレートでは、製造の処理過程により、栄養素が失われています。 ダークチョコレートの効果は、その処理方法によって異なります。

ココアの自然な強い味は、フラバノール由来です。 ココアがチョコレートを作るために処理されると、その工程(発酵、アルカリ化、焙煎など)を経て、この味が減少します。 加工処理が多くなればなるほど、よりフラバノールが失われます。 メーカー各社は、フラバノールを維持する方法を模索してますが、消費者の私達は、スマートな選択をする必要があるでしょう。


良い選択を

ミルクチョコレートよりも、ダークチョコレートを選択してください(特に、脂肪や糖質の観点から)。 ダッチング処理(酸性度を中和するためにアルカリ処理されたココア)されていないココアパウダーを選ぶこと。 自然な生チョコレートを探すようにして下さい。


ほどほどに

妊娠中にチョコレートを食べても全く安全ですが、過信しないで下さい。 チョコレートはまた、過度な体重増加につながる可能性があり、カロリーや脂肪が高いことに注意してください。

チョコレートはまた、カフェインが含まれていることに注意してください。 カフェインは、妊娠中、適度な量で摂取されるべきです。 カフェインの摂取量は、1日に、200ミリグラム以下に抑えるとよいでしょう。


チョコレートは、妊娠の苦しみを和らげてくれる可能性があるそうです。まさにスーパーフード!!


参照

Your Guide to Chocolate and Pregnancy - Celeb Baby Laundry

フラボノイド - Wikipedia

フラバノール - コトバンク

フラバン-3-オール - Wikipedia

抗酸化物質 - Wikipedia

血小板 - Wikipedia

子癇 - Wikipedia

子癇前症(しかんぜんしょう) - メルクマニュアル家庭版

フェネチルアミン - Wikipedia

鉄 - Wikipedia

マグネシウム - Wikipedia

鉄欠乏性貧血 - Wikipedia

ダッチング - コトバンク

チョコレートコラム チョコレート文化&歴史 - GODIVA