ダバオ(フィリピン南部ミンダナオ島)産のカカオが、日本とシンガポールに輸出されはじめたという記事です。
Davao's cacao products now in Japan, Singapore
ミンダナオ島に本拠地を置くカカオ輸出会社、カカオ・デ・サン・イシドロ社(Cacao de San Isidro Inc.)は、シンガポールと日本に製品を輸出しています。
「私たちは今年から、ヨーロッパの以外にも市場を開拓しています。 現時点では輸出量は多くありませんが、しかし、大きな第一歩です。 ダバオのカカオ製品を世界市場に広めることが目標です。」 マーケティングディレクターのダンテ・R・ムイコ(Dante R. Muyco)氏は述べています。
カカオ・デ・サン・イシドロ社は、2009年にマラゴスチョコレート(Malagos Chocolate)とともにヨーロッパにカカオを輸出し、市場を開拓しはじめました。 現在では、年間500トン(MT)を輸出しています。 日本とシンガポールに供給している輸出量は明らかにされていません。
「我々はカカオ生産者を勇気づけています。 なぜなら、そこにより大きな市場があるからです」 と彼は述べています。
カカオ・デ・サン・イシドロ社は、ダバオを拠点に、4,000ヘクタール土地と約500件の農家でカカオを生産しています。 カカオ生産量は、カカオの木1本あたり、年間平均600グラムです。
今後数年間で、それを平均1キロから、2倍程度まで拡大させたいと考えています。
ミンダナオのカカオ工業振興協会(Cacao Industry Development Association in Mindanao Inc.)は、現在、 生産性を向上させるため、来年1月にむけ「カカオ植物栄養学研究(Cacao Plant Nutrition Research)」と呼ばれる研究開発プログラムのための準備を進めています。
「私たちの主な関心事は、品質です。 カカオの栄養研究のために準備をしていて、現在、研究領域を特定しています」 と、エグゼクティブディレクターのヴァレンテ・トルツゥア(Valente Turtur)氏は述べています。
生産者の熱意が伝わってきますね。
ダバオ(フィリピン)産のカカオに注目です!
参照
Davao's cacao products now in Japan, Singapore - Sun.Star
Chokolate de San Isidro, Inc. - Facebook
Cacao Industry Development Association of Mindanao Inc. - Facebook