癌(がん)検診のデメリット「偽陽性」についての記事です。

がん検診のデメリットの一つ、偽陽性。

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偽陽性とは、一次検査では「がんの疑い」という結果が出たものの、精密検査では「がんではない」と診断されることです。

低線量CTによる検診1000回につき、242人が一次検査で陽性と判断されますが、そのうち本当に肺がんなのは9人だけで、残りの233人は結局は肺がんではなかったことになります。単純レントゲンに比べて低線量CTは精度が高いがゆえに、肺がんではない病変もたくさん見つけてしまうのです。

単純レントゲン群においては、6.9%が一次検査陽性で、6.5%が偽陽性でした。検診1000回あたりにすると、69人が一次検査で陽性と判断され、本物の肺がんは4人で、残りの65人は肺がんではありません。どちらの群でも、「一次検査で肺がんの疑い」と言われた人のうち、「精密検査で肺がんではない」と診断される人の割合はだいたい95%ぐらいです。


精密検査の結果が出るまでは、思い悩まない方が良いということでしょうか。

「偽陽性」ということも、少なからず有り得るということは知っておいて損はないでしょう。


参照

がん検診のデメリットの一つ、偽陽性。 - アピタル

第一種過誤と第二種過誤 - Wikipedia

低線量肺がんCT検診のお知らせ - 国立がん研究センター

X線撮影 - Wikipedia