適度な量のダークチョコレートを消費すると、糖尿病のリスクを減少させるかもしれないとする研究結果が発表されました。
Chocolate intake and diabetes risk
短期の臨床試験から、チョコレート中に含まれる化合物が、インスリン感受性を向上させることが示唆されています。 また、最近の日本の研究で、長期的なチョコレートの消費は、糖尿病のリスクを減らすことがわかりました。 本分析の目的は、長期的なチョコレートの消費量と、米国での糖尿病リスクとの関連性を研究することです。
多変量解析手法のCox回帰分析を利用して、アテローム性動脈硬化症のリスクがある7802人の参加者データを検証しました。
の4つのグループに分けて調査されました。
結果は、ほとんどチョコレートを食べない人に比べ、それぞれ、13%、34%、18%と、糖尿病のリスクが低いことがわかりました。 被験者は、糖尿病を含め、心臓発作、脳卒中や癌(がん)などの深刻な慢性疾患には、過去にかかったことのない人が選ばれました。
結果として、1週間に2~6回チョコレートを食べる被験者までは、食べれば食べるほど、糖尿病のリスクは減りました。 1日に何度もチョコレートを食べる被験者には、劇的な糖尿病リスクの減少は認められませんでした。
非常にわかりやすい研究結果が出ているように思います。
ダークチョコレートは、糖尿病予防に良いけれども、度を越して食べ過ぎては良くはないということですよね。
もちろん、糖尿病になってしまってからは、チョコレートの摂取量には気をつける必要があると思いますが、予防のためには、チョコレートを適度に食べることで効果があるという嬉しい研究結果です。
今日も、心置きなく、ショサイのヘルシーチョコレートをいただくことにしましょう(笑)!
参照
Chocolate intake and diabetes risk - Clinical Nutrition
Cox回帰分析(比例ハザードモデル) - Stats Guild