スペインのカレ・サントス(Care Santos)さんという作家の書籍「Desire for Chocolate」で紹介されているチョコレートについての豆知識らしい(?)です。
10 Things we never knew about chocolate by Care Santos
チョコレートは、証券取引所で取引されています。 ショコラティエは、原料を購入する前に、その日の価格を確認してください。
17世紀、歴史家で法律家のアントニオ・デ・レオン・ピネロ(Antonio de León Pinelo)が、 「道徳的質問:チョコレートは、教会の断食に違反する食べ物なのかどうか(Question moral: si el chocolate quebranta el ayuno eclesiástico)」と題された本を出版しました。 本の中で、チョコレートは液体のかたちで提供されているため、断食に違反する食べ物ではないと結論づけられています。 そのため、チョコレートは、断食の四旬節のための完璧な食品として需要が高まりました。
何世紀もの間、チョコレートは、水と混ぜ合わされ、液体の形で食されていました。 ミルクは医療目的で混ぜ合わされ、チョコレートは病気の人だけが飲むものでした。
カカオの木は、赤道を挟んで、北回帰線と南回帰線の間で栽培され、病気に特に敏感です。 したがって、栽培するのが非常に困難で、かつ高価です。
経済学者は50年後には、チョコレートはキャビアよりも高価になるだろうと警告しています。 需要と供給の問題です。 生産が増加することは見込めませんが、それに対して、毎年、消費は増大しています。
18世紀、マダム·ド·セヴィニエ(Madame de Sévigné)はヴェルサイユから手紙を書きました。 「宮廷内の女性の友人の一人が、あまりにも多くのチョコレートを食べたため、黒人の赤ちゃんを出産しました」と。
チョコレートは、スペイン王女がフランス王と結婚したため、フランスにもたらされました。 その内の一人、フランス王ルイ13世の王妃、オーストリアのアンヌ妃は、「グラインダー(la molinera)」として知られるチョコレート作り専用のメイドを連れてきました。
ホワイトチョコレートにはカカオバターのみで、ココアが含まれていません。 したがって、飽和脂肪が高く、チョコレートほど健康な食べ物とはいえません。
スイスは、チョコレートを愛する国です。 スイス人は、平均して年間11.5キロのチョコレートを消費します。 英国がそれに続き、年間一人当たり10.5キロです。
50年後には、チョコレートはキャビアよりも高価になりますかぁ。
今のうちに、たくさん味わっておかないと(笑)。
参照
10 Things we never knew about chocolate by Care Santos - Female First
Antonio de León Pinelo (historiador) - Wikipedia
セヴィニエ侯爵夫人マリー・ド・ラビュタン=シャンタル - Wikipedia