ノーベル医学生理学賞に輝いた「オートファジー」の仕組みについてです。
「オートファジー」は、生きるのに欠かせない仕組み
「オートファジー」=「自分を食べる」
「オートファジー」が働かなくなると、アルツハイマー病やパーキンソン病などを引き起こす。
たんぱく質のうち、不要になったものを分解し、必要なものに作り替える、いわば、リサイクルの仕組みが「オートファジー」です。 不要なものは、膜に包み込み、酵素を注入します。すると、あたかも食べたものが胃の中で消化されるように分解されるのです。
分解されたたんぱく質はリサイクルされ、新しくたんぱく質を造るための材料になります。 私たちが一定期間食事をとらなくても生きていけるのは、このオートファジーがあるからだとされています。
何らかの原因で、このオートファジーがうまく働かなくなると不要なたんぱく質が細胞の中にどんどんたまっていってしまいます。 アルツハイマー病やパーキンソン病などは、神経細胞の中に蓄積した、こうしたたんぱく質によって引き起こされているのではないかと考えられています。
「オートファジー」ですか、知りませんでしたねぇ。
まさに生命の神秘。
参照
「オートファジー」 その驚きの仕組みとは - NHKニュース