チョコレート好きには、気にかかるニュースを見つけました。

Bad News for Chocolate Lovers

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チョコレートの健康上の利点は、多くの科学文献に記載されています。

しかし、ブラジルの科学者により、市販のチョコレートに影を投げかける研究結果が発表されました。 ブラジルで販売されているチョコレート製品の多くは、カドミウムが、危惧されるほど多量に含まれているというのです。


調査は、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、ダークチョコレートなど、ブラジルで販売されている製品、30種類について行われ、結果は、米国化学ジャーナル(American Chemical Society’s (ACS) Journal of Agricultural and Food Chemistry)に掲載されました。 製品のいくつかは、米国でも販売されており、特に、小児で、脳へのダメージ、その他の健康上の問題を引き起こす可能性が指摘されています。

汚染された土壌で栽培されたカカオ豆を利用することによって、鉛やカドミウムのレベルが懸念されるレベルまでに高まっていると推測されています。

テストした製品では、鉛とカドミウムは、ブラジル政府、EU、世界保健機関により設定された安全値をすべての製品で下回っているものの、米国食品医薬品局(FDA)によって設定された安全値よりも高い値が検出されました。


高いカカオ含有量を含むダークチョコレートが最も危険?

鉛とカドミウムの含有量レベルは、カカオ含有量と相関関係が見られました。 ミルクチョコレートやホワイトチョコレートは、含有量が低レベルで、ダークチョコレートには、高レベルで含まれるという結果が得られました。 カカオニブで、カドミウムなどの重金属の量が低かった検査結果とは対照的に、カカオパウダーでは、多くの場合、この有毒な金属が高レベルで含まれていることがわかりました。

鉛は、発育中の子供の運動障害だけでなく、言語の遅れ、成人の脳障害や腹痛、慢性頭痛や貧血を引き起こす可能性があります。

カドミウムは、臓器障害を引き起こす可能性があり、また、エストロゲンなど、ホルモンを破壊することがわかっています。


何でも妄信は良くありませんよね。

それでも、こういった事実を研究してくれている科学者がいるというのは、心強いものです。


参照

Bad News for Chocolate Lovers - The Epoch Times

鉛 - Wikipedia

カドミウム - Wikipedia

エストロゲン - Wikipedia