脳細胞は燃料となるグルコース(血糖)を貯蔵することができないため、長く安定的な燃料となる自然食品が良いという記事です。
脳は全体重の2%しか重量がない。 しかし、要求するエネルギー量がとてつもなく大きい器官であり、心臓が拍出する血液の15%を受け取っている。 全身で消費している酸素の20%、全身で消費しているグルコースの25%を使っている。
糖類のひとつであるグルコースが脳の燃料の源泉になる。 脳細胞にはグルコースを貯蔵する力がないので、血液が運んでくるグルコースを頼みとしている。 血液中のグルコースは、そのほとんどが炭水化物由来だ。 炭水化物はでんぷんと糖でできていて、私たちはそれを、穀物、フルーツ、野菜、乳製品の形で摂り入れている。
私たちの脳は機能するためにグルコースを必要とする。 そのグルコースを手に入れるための方法はいくつかあるが、加工食品や砂糖が多く含まれた食品より、自然由来の食品のほうが長く安定的に使える燃料の源泉になる。 このように、どんな食品からグルコースを摂るかが脳の働きに重要な影響を与えている。
地中海食は、コレステロール値、血糖値、血管の状態を総合的に改善し、抗酸化物質が多い食材を使うので炎症を減らす。 そのため、軽度認知障害や認知症に進展するリスクを低下させるメカニズムがあると考えられている。
脳がどのような性質を持った器官であるのかを理解して生活していくことは、非常に重要な事だなと思いました。
なんで自然由来の糖が良いのか、ようやくわかったような気がします。
参照
脳を健康にするという「地中海食」は本当に効果があるか - ニューズウィーク