チョコレートができるまでの製造工程を紹介したサイエンスチャンネルのビデオです。
チョコレートは、南米・アフリカでとれるカカオの豆から作られます。
一つのカカオポッドの実の中には、20~60粒のカカオ豆と呼ばれる種が入っています。
このカカオ豆がチョコレートやココアの原料になります。
1時間ほど炒ると、カカオ豆が焼けた香りと中の脂分(ココアバター)の風味が出てきます。
カカオ豆を砕き、ふるい機にかけて大きさを揃え、風でカカオ豆の周りの皮を飛ばして取り除きます。
カカオ豆を少しづつ小さくしていきます。
更に細かくすりつぶすと、中のココアバターによって、ドロドロになります。
ドロドロのものはカカオマスと呼ばれています。
加工しやすいように粒にして固めます。
冷却します。
出来上がったカカオマスは、袋に詰めて、チョコレート工場などに送られます。
ミキサーに入れて、よく混ぜ合わせます。
ココアバターを入れて、柔らかくします。
ローラーで押しつぶします。
ローラーの隙間を通して、どんどん薄くしていきます。
薄くしたら、ローラーから剥がします。
更に、一晩練ると、滑らかになって、カカオ豆の独特の香りが出てきます。
温度は、およそ40℃です。
プラスチックで出来た、板チョコ用の型枠(モールド)を準備します。
型枠に溶けたチョコレートを入れます。
型枠を振動させて、チョコの中の気泡を取り除きます。
冷却室へ送ります。
冷やして固めます。
固まったら、型枠から取り出します。
板チョコの出来上がりです。
カカオ豆は、いったん、カカオマスと呼ばれる粒状のチョコレートになるんですね。
こうなると、チョコレート製造工場やケーキ屋さんは、扱いやすいというわけです。
参照