チョコレートに含まれる「テオブロミン」はペットに毒、生命の危険にさらされることもあります。
Dog poisoning cases up by almost 50 per cent
カカオ豆には、「テオブロミン」という中毒成分が含まれています。 人間は、この成分を安全に分解できる機能を持っていますので、食べても毒になることはありません。 しかし犬や猫には、この機能が備わっていないのです。
テオブロミンによる中毒死は、体重1キロあたり、摂取量約100mg~200mgで起きると言われています。 体重4キロの小型犬であれば400mg~800mgで生命の危険にさらされます。 ダークチョコレートはカカオ含有量が多いため、小さめの板チョコ1枚程度で致死量になってしまうのです。
チョコレート、ブドウやレーズンなどを飲み込んで、犬などのペットが、中毒になるケースが急上昇しています。 昨年は、獣医毒情報サービス(Veterinary Poisons Information Service)によると、5割増しに増加しました。
ブドウ、レーズンやサルタナ(種なしブドウ)を食べた後、病気になる犬も91%増と、かなり増加しています。
果物の毒で、動物は腎不全を引き起こす可能性があります。 ブドウ4つで、小型犬が死亡したケースも報告されています。
中毒報告件数が、ほぼ倍増しているのは、最近のダークチョコレートブームによる影響でしょう。
ペットを飼われている方には常識なのでしょうが、私は、ショサイのセミナーに参加して、ペットにチョコレートを食べさせてはいけないことを、初めて知りました。
何故、人間にだけ許されているんでしょうねぇ。
まさに神秘です。
参照
チョコレートに含まれる「テオブロミン」はペットに毒 - ライブドアニュース
Dog poisoning cases up by almost 50 per cent - Telegraph
犬と猫に危険な食べ物、与えてはいけないものリスト - ペットフード事件簿
Veterinary Poisons Information Service