テレビ東京のニュースで「気候性地形療法」なる健康法が紹介されていたので、ちょっと調べてみました。
自身の体力にあった歩行スピードで「冷気と風」、「太陽光線」等の気候要素を活用し、体表面を冷たく保ちながら(主観的な温冷感覚で-1℃やや冷えると感じる状態で、体表面温度を約2℃下げる程度)、森や山の傾斜地を歩くことで持久力を強化し、通常の運動の2倍の効果を得ようとするものです。
自然の冷気や太陽光を活用して体調を整える気候療法と、森や里山の傾斜地を歩いて高い運動効果を得る地形療法を組み合わせた療法。ドイツでは医療行為として認知され、保険も適用される。
気候療法は、自然の中で大気の作用の変化によって治療することをいいます。 居住地と異なる気候の土地に来ることで、様々な機構要素が身体に作用することが重要です。 地形療法は、勾配のある土地を、治療を目的として医師から処方された運動量で歩くことをいいます。
ドイツ語で「療養地・健康保養地」を指す言葉です。ドイツでは温泉や海、泥、気候、クナイプ式という水治療などで疾病を治療、緩和、そして予防する自然療法が医療保険の対象となっています。その治療する地域として整備された長期滞在型の療養地・健康保養地がクアオルトと呼ばれ親しまれています。厳しい審査基準のもと国が健康保養地として認定しており、2007年にはドイツ国内に370カ所を上回るクアオルトがあります。
年をとると、激しい運動はできませんから、こういう健康法が良いように思います。
何より、新鮮な空気で、身も心も癒やされるのが一番でしょう。
参照
上山の気候性地形療法ウオーキング リピーター増 - 河北新報