コートジボワールでは、カカオ農家が熱帯雨林を切り開き、1970年当時と比較して、約80%もの森林が消失しているそうです。
World’s Biggest Cocoa Grower Is Wiping Out Its Rainforests
これが世界最大のココア生産国、コートジボワールの現状です。
30メートルにもなる巨大な木々の上では、野生のチンパンジーが生息しています。
しかし、木々はは材木のために伐採され、土地は作物のために開拓され、徐々に土壌が不毛になりつつあります。
コートジボワールの林業省は、1970年代から比較すると、国の森林の約80%が消えていると推定しています。
ココア産業は繁栄し続け、植林は不必要であると考えられてきました。
コートジボワールは、降雨量の減少と貧栄養土壌に直面していると、米国国際開発庁(the U.S. Agency for International Development)は2012年の環境報告書の中で述べています。
コートジボワール政府は、1963年当時、「土地は開墾した者のものとしてよい」として、長年、開拓を奨励してきました。
しかし、ここへきて、2020年までに森林保護区から開拓者を排除すると政策転換しています。
衝撃的なニュースに、非常に驚いています。
ただ、これが現実なんでしょうねぇ。
コートジボワールの過去栽培は、今後も持続可能なのでしょうか?!
心配です。
参照
World’s Biggest Cocoa Grower Is Wiping Out Its Rainforests - Bloomberg
U.S. Agency for International Development
コートジボワールのカカオ生産者は、品質を理由に収穫の半分を買い取り拒否される