肥満でも健康なのは一時的であるという、ロンドン大学研究チームの報告です。
肥満と診断された人で健康状態が良好な場合、それは一時的なものであることが多く、時を経るにつれて状態が低下する可能性が高いとした研究論文が、米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」に掲載された。
ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジの研究チームは、2500人以上を対象に、この種の調査としては過去最長規模となる20年間の追跡調査を行い、過体重の人は痩せている人に比べ、心臓発作や脳卒中、特定種のがんなどを発症するリスクが月日を経るごとに高まるとした従来説を裏付ける結果が出たとしている。
時を経ても健康状態が安定しているということが肥満でも健康の大前提だった。しかしこの研究を通じて、健康な肥満の成人は、長い年月の間に不健康になる傾向があることが分かった。私たちの20年にわたる研究では、およそ半数がこのケースに当てはまった。
やっぱり、健康でいるためには、太っていてはいけないということなんですね。
もちろん、痩せ過ぎも良くないと思いますが。
参照
The Natural Course of Healthy Obesity Over 20 Years - American College of Cardiology Foundation
Journal of the American College of Cardiology
UCL (University College London)
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン - Wikipedia