「高カカオチョコレートで脳が若返る」というのは仮説にすぎないという記事です。
例えば薬の効果を示す際は、飲んだ人と飲まなかった人の効果を比較する。 飲まない人のような比較対照群がいるわけだ。 コンテストにはこれがなく、飲んだ人の前後の変化だけをみている。 これでは効果を科学的に示したことにはならない。
「問題は論文に投稿して第三者の査読を受けていない内容を科学的な成果として発表したこと」 「この段階での発表に疑問が残る」とバッサリ。 実際、研究ではカカオ成分70%以上のチョコレートを食べた前後の状態を比較していて、カカオの成分量が少ないものや、あるいはないものなどとの比較実験はされていない。
カカオに健康効果がないとは思いませんが、「若返り」については、期待しすぎるべきではないということでしょうか。
それにしても「内閣府」と聞いただけで、誰でも、色眼鏡で見てしまいますよね。
この世の真理を見極めるのは、本当に難しいなと思います。
参照
高カカオ豆チョコの研究発表続々「脳の若返り」で炎上も - NEWSポストセブン
高カカオチョコレートの摂取で大脳皮質の量が増加(内閣府と明治の研究)!
チョコレートを毎日食べると、2型糖尿病やインスリン抵抗性症候群の予防に効果的
定期的にチョコレートを食べると心臓病で死亡するリスクが25%低くなる