高級ワインのように、丹精込めて作られたチョコレートは、細心の注意を払い、色、香り、余韻など、味の繊細さを楽しむ価値があります。
How to taste chocolate like an expert
英国では10月17日から「チョコレート・ウィーク(Chocolate Week)」、パリでは、今月末に、世界最大のチョコレート見本市、第20回「サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)」が開催されます。
基本的なレシピに従ってチョコレート作りを進めると、おいしい仕上がりになります。
専門のチョコレートテイスターとショコラティエから、チョコレート試食の5つのステップを学びましょう。
高級ワインの色のように、チョコレートの色の濃さは、重要な指標です。
カカオ豆は、もともとは紫色で、収穫、乾燥、焙煎のプロセスで、豆の色が変わります。 チョコレートになった段階では、赤みを帯びた茶色の「マホガニー色」と言うことが出来ます。
チョコレートの色は、品質の基準となります。
素晴らしいチョコレートは、正しい条件で満喫されるべきです。
まず、約21℃の静かな場所に置きましょう。
朝はチョコレートのテイスティングには最適な時間であり、空腹、あるいは、少なくとも2時間前から何も口にしていない、少し空腹の状態でに味わうことが望ましいです。
チョコレートを食べると、エンドルフィンの放出が誘発されることが明らかになっています。 当然のことながら、試食は、感情的な高揚感がもたらされるものとなれば、理想的と言えるでしょう。
チョコレートが、砂糖やバニラのような香りが強い場合は、悪い兆候です。 フルーティーな香りを放つものが理想です。 指標の一つとして、香りが、ほのかなものか、強いものかを評価することができます。
好きなものを見つけ、甘さとチョコレートの味との間の基本となるバランスを覚えておく必要があります。
チョコレートを評価するためには、渋みや酸味に注意を払うことも重要です。 チョコレートは、ときに形が悪く、粒子の粗い質感を持っていることがあるため、さらに注意が必要です。
異なる香りを評価する方法を学びたい人には、純粋なチョコレートバーではなく、トリュフ形状やその他のチョコレートキャンディーを選択することをお勧めします。 また、付け加えるならば、スーパーなどでチョコレートを買って試食するべきではありません。
チョコレートを食べ終えた後、口蓋上に残る、強力かつ持続的な味わいは、そのチョコレートを特徴づけるものとなります。
ワインのソムリエの如く、チョコレートにも同じチョコレートテイスターという世界が存在しているらしいです。
条件に縛られず、頭を空っぽにして、感情の赴くままにチョコレートを楽しめれば、それがベストかなと思います(笑)。
参照
How to taste chocolate like an expert - The Star Online