認知症の前段階と言われる「軽度認知障害」になっているかどうかを血液を調べるだけで、およそ80%の精度で判定できる方法が開発されました。
アルツハイマー病では、発症の20年くらい前から、病気の要因の一つであるアミロイドβペプチドが脳内に蓄積するといわれています。
病状が進むにつれ、患者の血液の中では、「アミロイドベータ」と呼ばれる異常なたんぱく質の排出などに働く3種類のたんぱく質が減っていることが分かったということです。
認知症は症状が進行してから病院に行っても治療の効果が見込みにくい。この検査をきっかけに早い段階で診断を受け、運動を取り入れたり食生活を改善するなどして認知症の予防につなげてほしい。
社会に役立つ、素晴らしい研究ですね。
研究者には、本当に頭が下がります。
人類の英知に感謝です。
参照
アミロイドβペプチドの排除や毒性防御に働くタンパク質が高齢者の認知機能低下の血液バイオマーカーになる - 筑波大学