たった一滴の血液や汗で癌(ガン)の診断ができる「体液中マイクロRNA測定技術」についてのニュースです。
たった一滴の血液から、「ステージ0〜1」のがんでも特定できる診断法の確立が山場を迎えている。 これは日本オリジナルの技術であり、認知症診断にも応用できることもわかってきた。 キーワードは「エクソソーム」と「マイクロRNA(リボ核酸)」だ。
エクソソームは、さまざまな細胞が分泌する直径数百ナノメートルの小胞で、細胞間の情報伝達を担う。
そこで大きな役割を果たしているのが、エクソソームが内包するマイクロRNAだ。 たった22個の塩基で構成され、人体内には2,588種類があるという。 注目すべきは、がんの種類によって異なるマイクロRNAの放出量が増加する点だ。
例えば乳がんでは1,200検体以上を検証したが、5種類のマイクロRNAの発現を追跡するだけで、98%の感度で発病を確認。 早期のステージ0でも98%の確率で突き止められた。
素晴らしい技術で、研究者には、ただただ、頭が下がります。
早く実用化されるといいですね。
参照
たった一滴の血液や汗で、がんの診断ができるのか? - Forbes JAPAN
尿1滴で95.8%という高精度で癌(ガン)の有無を識別できる「線虫」健康診断
国立がん研究センターが誰でも利用できる心筋梗塞と脳梗塞の予測システムを開発
65%以上のカカオ分を含むビターチョコレートを毎日食べれば、癌性腫瘍の形成が予防される