アルツハイマー治療薬を使い、象牙質を自然に再生させることに成功したと、英国研究者らが発表しました。
歯の中には象牙質に囲まれた歯髄(神経と血管)と呼ばれる軟組織があり、歯髄に含まれる幹細胞は象牙質を再生させる能力を持つ。 ただし、詰め物にセメントなどを使う場合、人工物が分解されることなく歯の中にとどまるため、自然な象牙質の再生を阻害するという。
現在臨床試験中のアルツハイマー治療薬「タイドグルーシブ(Tideglusib)」に注目。 この薬には、アルツハイマー病の原因となるグリコーゲン合成酵素キナーゼ-3(GSK -3)の活性化を抑制する作用があるが、歯に適用した場合、象牙質を修復する自然なプロセスを促進する作用も認められるという。
アルツハイマーの治療薬は様々な用途に応用できる可能性を秘めていると思います。
その可能性に期待しましょう。
参照
アルツハイマー治療薬を使って歯を自然再生、英研究者が成功 - Newsweek
ダークチョコレートを含め、科学的に証明された歯を白くする食べ物8つ