健康的だと思われている肉類や脂肪分の少ない粗食で「新型栄養失調」になることがあるそうです。
熊谷教授によると「老化とは体からタンパク質、水、コレステロールが抜けて栄養失調になる変化」という。 栄養が不足すると筋肉や骨格、血管がもろくなり心臓病や脳卒中、感染症のリスクが上昇。 転倒などで要介護になる恐れも高くなる。
内臓周辺に脂肪がたまり肥満になる「メタボリック症候群」の予防を過度に意識して肉類や脂質を避ける中高年は多い。 だが、50代以上に関しては、血液中の総コレステロール値が高い方が心臓病などを発症しにくく、死亡リスクが低くなることもこれまでの研究で報告されており、「一概にコレステロールを悪者扱いするのは誤り」という。
栄養状態の指標になるのは、血液中のタンパク質の約60%を占める「血清アルブミン」だ。 この値が高いほど、老化の速度が遅いという。
素人考えで、粗食は健康的だなどと思ってしまいますが、実は違うんですね。
健康には、しっかり食事を摂って、しっかり運動する。
これに尽きるのかもしれません。
参照
粗食で「新型栄養失調」 熊谷修教授(人間総合科学大)が警鐘 - 医療QQ
アルブミンが少ないと短命って本当?増やすための3つの方法も教えます - WELQ
質問形式でメタボリックシンドロームのリスクを予想できる「メタボリスク診断テスト」